所有権移転登記について
Ⅰ 所有権移転登記 売買
とりあえず所有権移転登記(売買)の様式のみをつくりましたので、必要な方は使ってください。
- 所有権移転登記(売買)登記申請書の様式 (エクセルファイル)
契約書、委任状 - 登録免許税の計算方法
Ⅱ 所有権移転登記 贈与
1 事前調査
- 贈与する物件の確認
- 地番地目を調べる
私の場合は固定資産課税明細書(固定資産税の納付書と一緒に送られてくる書類)を使用しました。
2 各種書類、証明書等の準備(必要書類、添付書類)
□必要書類
- 契約書とその写し(写しは原本証明したもの)又は登記原因証明情報
- 印鑑証明書(売主)
- 委任状
- 住民票(買主:住基ネットの番号のみでも可)売主の住所は印鑑証明で確認とのこと
- 登記識別情報(コピーを封筒に入れて提出)
- 固定資産税評価証明書
(私の場合は固定資産税の納付書と一緒に送られてくる書類で代用できました。(原本を添付))
非課税の土地がある場合は市役所の税務担当よりにて固定資産価格通知書をもらってきました。非課税の土地の
仮の評価額を記載した書類です。登録免許税の計算に必要です。
※住民票コードはマイナンバーとは別ですので、住民票を取得する際に選択し申請すると住民票コードが記載された住民票を取得出来ます。
上記の書類を添付して申請します。
今回私も贈与で登記申請を行ってみました
父親から山林、公衆用道路等合計10筆 課税評価額50万円相当・・・。
実際に登記に使用した様式も公開しますので参考にしてください。
1 H20/12/5 某法務局に登記申請書提出
(結構親切丁寧でした。)
2 H20/12/9 権利書が無いため本人限定受取郵便で事前通知書が送られてきました。
父親が郵便局員より免許証を提示して押印して受取
3 H20/12/10父親(登記義務者)が記名押印(登記に使用した印=実印)し返送した。
めんどくさいので普通郵便で送ってしまった・・・。本当は書留で送るべきかも・・。
4 H20/12/11法務局より携帯に電話で「登記完了しました!!取りに来てください。」
「登記に使用した印鑑と身分を証明するもの(免許証等)を持参してください。」
5 H20/12/12午後から仕事を休んで取りに行きました
登記官?から 登記識別情報についての説明を受けて、登記に使用した印鑑(登記申請書に使用した印)を押印し受け取り完了です。
(免許証の提示は行いませんでした。)
登録免許税の9,000円のみで登記完了です。超簡単でした?。
今回の注意事項 提出する方は必ず見ましょう。
※再度同じ法務局(H21/1/22)に所有権移転(贈与)の登記申請書を提出したところ(前回と違う担当者)違う対応となりました。
今回も登記済証はなしで失念にチェックで提出したのですが失念は「登記識別情報」の場合であって昔の権利証の場合は紛失ですと指導されました。
その場で見え消し(二重線)で訂正・押印し「紛失」と記入しました。
提出する法務局で再度確認したほうがよいかもしれません。
以上 報告でした・・・。
※その他
※贈与の場合は110万円の控除枠があるので、毎年計画的に贈与をすると節税となります。110万円以上の贈与を受けると贈与税が課税されてしまいます。
※農地、山林等の贈与の場合は固定資産評価額に倍率が掛けられます(贈与税の計算)ので注意が必要です。「路線価 倍率表」で検索し国税庁のHPでお住まいの地域の倍率を確認出来ます。
※相続時清算課税制度を選択した場合は2500万円まで非課税となる制度もあるようです。